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これもプリント?!FESPA 2017で発見した「テキスタイル印刷」レポート

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昨年、ドイツのハンブルグで開催されたFESPA 2017に行ってきました。

FESPA 2017は、世界最大規模のスクリーン印刷、デジタル印刷、テキスタイル印刷の国際展示会です。

 

印刷はプリントする媒体に対して「情報をのせて伝達する側面」もあれば、「好みのデザインをのせて暮らしに彩りを加える側面」もあると思っています。

この展示会では、とくにテキスタイル印刷の広がりを実感しました。

今回は紙の「印刷」という枠を超えて、家具やファッションといった分野にも使われている「テキスタイル印刷」について気になった展示をご紹介します!

 

1点から作れるオリジナルデザインの椅子

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インクジェットプリンターなどのメーカーであるMimakiさんのブースに展示されていた椅子です。

一見、おしゃれな椅子だな~と思って終わってしまいそうですが、こちらの椅子は、1点からオリジナルのデザインで作れちゃうんです。

1点から作るというのは、通常の製造フローでは非常に難しいことなのですが、縫製「前」の布にプリントを施し、後から加工をすることで実現しているとのことでした。

 

インクジェットプリンターを用いて大きいロール状の布にプリントをしており、同じ方法で他にも素敵なテキスタイル印刷アイテムがありました。

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まるでアパレル!素敵なプリントドレス

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こちらは、EPSONさんのブース。

このドレスも1着からオリジナルで作れちゃうんです。

他にも、テキスタイル印刷された洋服がたくさん展示されていましたが、、、いわゆる印刷業の展示会という雰囲気ではなく、まるでアパレルショップかと思うほど素敵でした。

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ちなみに、EPSONのスタッフさんはお揃いのユニフォームを着ていました。

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右肩にプリントされた花柄が素敵ですよね。

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印刷という分野の広がりを実感する展示会でした。

 

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企業のブランディングやデザイナー・アーティストの表現…。

技術の進歩であらゆる表現が豊かになっています。

家具やファッションなど、印刷とは縁がなさそうな業界でもたくさんの印刷技術が使われており、これからますます広がりそうな予感です!

 

written by  yubo