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紙は、デザインを決める

「紙」の種類は数千とも数万とも言われています。

名刺に使われている紙だけでも、国や企業、デザインや価格によって様々です。whooの名刺も数ある中から厳選した紙を使っています。今回は名刺で使われている「紙」についてご紹介いたします。

 

紙はデザインの一部である


私たちは印刷会社が母体となっており、長年たくさんのお客様の名刺のご注文を承ってきました。

名刺の紙を選ぶとき、気になることはお客様によって本当にさまざまです。
紙の触り心地を入念に確かめる方
くねくねと曲げてみて紙のコシを確認する方
一番明るくライトが当たるところで紙の色を比べる方
テクスチャの似た真っ白な紙を持って、長い時間じっと考え込む方もいらっしゃいました。

こだわる部分が多い分、名刺にとって紙の厚さや触り心地は、デザインの一部なんだと教えていただいたように感じています。


ビジネス名刺は無難な紙が選ばれる

 

「薄すぎると頼りないし、厚すぎるのも気になるし…」

日本の一般的なビジネス名刺では、薄すぎず、厚すぎず…つまり普通の厚みが人気です。
ビジネスシーンでの売れ筋は、1枚あたり【0.2mm前後】の厚みのもの。
なんとも控え目な日本人の特性が表れていますよね。

ですが、その人の「顔」にもなるのが名刺です。

例えば個性を強調したり信頼感を示したいとき、高級感を出したいとき、デザインと同じくらい重要なのがどんな「紙」を使うかだと思います。存在感のあるしっかりとした厚みの紙があれば、シンプルなデザインでもこれらのイメージを表現することができるでしょう。

whooを必要としてくれるお客様にはどんな紙が求められるだろう、と考えたとき、皆と同じ名刺を選ぶ人ではなく、後者のお客様の顔が心に浮かびました。

 

紙の厚みによる違い

 

whooの名刺で使われている紙は一般的なビジネス名刺の約2倍、1枚あたり【0.4mm】の厚さがあります。

試しに50枚重ねてみると、一般的な名刺用紙とは、はっきりとした厚みの差がわかります。見た目の違いだけでなく、実際に手に取った時の重みやデザインの見え方にも大きな違いが感じられるのではないかと思います。

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※左:一般的なビジネス名刺(50枚) 右:whooの名刺(50枚)

 

自分らしさを表現する名刺の「紙」とは?

 

少しマニアックな話になりますが、紙には厚さ以外にも、触感に訴えるやさしく風合いのある「手触り」、美しい「白さ」も大切になってきます。風合いによってもデザインが引き立つもの、あまり似合わないものがありますし、紙の白さによってもデザインの印象が大きく左右されます。


例えばビジネス名刺の人気用紙とwhooで使用している用紙を比較すると、白さにも大きな違いがあることがわかります。

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※右:一般的なビジネス名刺 左:whooの名刺

 

whooの紙を選ぶにあたり、「厚さ」「風合い」「白さ」など様々な要素を考えました。さらにwhooでは色々なデザインテンプレートが揃っているので、どんなデザインにもマッチすることも条件に、2種類の紙にたどり着きました。

 

紙は触らないとわからない

 

whooのベースとなる用紙はたったの2つです。
基本となるのは【cotton風ペーパー】
表面加工を行う場合は【whiteペーパー】

いろいろ書きましたが、百聞は一見にしかず!
どんな紙を使っているのかが気になる方は、whooのサンプルで、ぜひ手触りを確かめてみてください。

 

written by KAMO