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【イベントレポート】5/17whoo工場見学ツアー

whoo工場見学_サムネイル

5月21日(木)、whooで初めての工場見学ツアーを開催しました。

whooの名刺が作られている様子をご覧いただくと共に、工場内の様々な機械や取り組みをご紹介いたしました。

そんな盛りだくさんのツアー当日の様子をお届けします!

 

竹橋駅直結の大規模工場

whoo工場見学_エントランス

whooの名刺は、東京・竹橋にある「竹橋プリンティングセンター」で作られています。

グループ会社帆風が所有するこの工場は、東京のど真ん中にありながら、地下3階から地下5階まで2100坪の面積があり、24時間稼働しています。

名刺だけでなく、チラシ・ポスター・封筒・冊子等、様々な印刷物を生産しており、印刷・加工・配送までをワンストップで行なっています。

また紙以外にも、Tシャツ・マグカップ・帽子・お菓子etc・・・立体物等の印刷もできる設備を揃えています。

最近リニューアルしたこの工場、入り口は緑の植物で飾り付けられていて、ちょっと癒されます。

 

印刷の工場とは?

whoo工場見学_概要説明

まずは、whooについて、印刷の仕組みについて、竹橋プリンティングセンターについて簡単にご紹介させていただきました。

工場の大きな特徴は、立地や24時間稼働ということに加え、「標準化された工程管理」により膨大な印刷件数に対応していること、また「多様な生産設備」があること「自動化の促進」を行い人の負担を減らす努力をしていること。

事前に知識があることで、実際の見学の際にもっと理解しやすくなるのではないかと思います。

15分程お話しさせていただいたところで、いよいよ見学ツアーに向かいます!

 

工場見学開始

whoo工場見学_POD

工場は、エリアによって機械の音が大きく説明の声が聞こえづらいので、みなさまにはインカムをつけていただきます。

まずは地下5階のノベルティエリア・封筒エリアから見学していきます。

 

whoo工場見学_indigo_01

続いて、whooの名刺を印刷している「indigo」というデジタルオフセットの印刷機のエリアへ。

 

whoo工場見学_indigo_02

この印刷機は高品質でありながら小ロットが得意な機械のため、まさに名刺のような印刷物にはぴったりの機械です。

 

whoo工場見学_indigo_03

実際に印刷機を動かしているスタッフが機械の中を開けてくれました。ここはちょっとしたフォトスポットになりました。

 

whoo工場見学_JETVarnish

続いて、2017年9月から稼働を始めた新しい機械「JETvarnish 3D」のエリアへ。

この機械はwhooのHaku(箔)Clear(クリア)といった名刺で使われており、安く立体的な箔やツヤの加工ができる機械です。

 

whoo工場見学_箔サンプル

機械の部屋にはたくさんのサンプルも。

カードだけでなくポスターなどの大きな印刷物にも箔やニスを載せることができるのです。

 

whoo工場見学_オフセット_01

そしてオフセット印刷機のエリアへ。

ここは、竹橋プリンティングセンターの中で最も迫力があるエリアです!

大きな機械に挟まれた通路を歩きながら、音や匂いをこれでもかと感じられます。

 

 

最後に、断裁・梱包・配送エリアへ。このエリアでは人の負担を減らせるよう、自動化が進んでいます。

 

whoo工場見学_自動搬送機

ちなみに、工場内ではこのようなロボットが何台も動いており、重い印刷物を運んでいます。

 

印刷工場は、独特のルールや珍しいアイテムなど、ここでしか見られないものがたくさんあるので、たっぷり解説を入れながら各エリアを時間をかけて回りました。

最後に質疑応答の時間を設け、無事、イベントが終了しました。

 

イベントの感想

今回、ご参加いただいたみなさまからは本当にたくさんの、有難い感想をいただくことができました。

whooのようなwebサービスは、普段、直接お客様と接する機会を持つのが難しいです。

商品以外にお客様に役に立つこと、喜んでもらえることは何だろうと考えると、工場見学のようなwhoo独自のコンテンツを提供していくことが、その一つではないかと思います。

リアルなイベントを通して直でお話しさせていただいたり、製造現場を見ていただくことで、whooのことや印刷のことをもっと知っていただき、その中で今後何かみなさまのお役に立つことができればうれしいなと思います。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

written by NAO

 

QRコードを使ったデザイン名刺を簡単に作成する方法

QRコードテンプレ_サムネイル

 

プロフィール交換、イベントやキャンペーン、決済などなど、QRコードを利用するシーンが増えています。

whooをご利用いただく方の中にもQRコードを入れたデザインで注文される方が多くいらっしゃいます。

そこで、本日はQRコードを使った名刺デザインを簡単に作る方法をご紹介します!

 

 

LINEのQRコードを作成する方法

 

まずは、最も利用が多いLINEの「マイQRコード」を入れる方法です。

whooでデザインする前に、LINEの「マイQRコード」を画像として保存しておく必要があります。

LINEを開いたら、左上の設定ボタンをタップします。

LINE_QR_01

 

続いて、「プロフィール」をタップします。

LINE_QR_02

 

下の方にある「マイQRコード」をタップします。

LINE_QR_04

 

自分のLINEアカウント情報が入ったQRコードが表示されます。

LINE_QR_05

 

QRコードが表示されたら、右上の三角ボタンをタップして「端末に保存」します。

LINE_QR_06

 

これで、準備は完了です。

このLINEの「マイQRコード」を読み込むと、簡単にLINEの友だち追加ができるので、個人でも店舗でも、普段からLINEを利用している方であればその後のコミュニケーションや販促に役立ちますね。

 

LINEのQRコードをデザインに使う方法

 

whooでは様々なデザインテンプレートがありますが、QRコードは「画像」として保存されているので、写真がアップロードできるテンプレートであれば、どのデザインにも使用することができます。

最近ではQRコードを使用される方が増えてきたこともあり、QRコード専用のテンプレートを数種類追加しました。

 

まず、whooのTOPサイトから「名刺をつくる」をクリックします。

blog_qr_01

 

「whooのデザインを使う」から「デザインを選ぶ」をクリック。

blog_qr_02

 

 

「Create(作り方)」から「自分の写真を使う」をクリック。

blog_qr_03

ここで写真入りのテンプレートに絞り込むことで、目的のデザインに到達しやすくなります。

 

一覧をみていくと、このようなQRコードがレイアウトされたデザインが表示されます。

blog_qr_04

 

blog_qr_05

 

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あとはお好みのデザインを選んで、端末に保存したQRコードをアップロードするだけです。

QRコード以外のプロフィール部分のテキストもお忘れなく編集してくださいね。

 

LINE以外のQRコードを作成する方法

 

ご自身のWebサイトやお店のホームページなどのURLも、無料のツールで簡単にQRコードが作成できます。

「QRコード 作成」などで検索すると、QRコードを作成できるサイトがすぐに見つかります。

(現在、いくつかのQRコード生成サイトで作成された画像につきまして、正しくアップロードできない場合がございます。

間違いなくアップロードいただくために、お手数ですがこちらのサイトでQRコードを生成いただけるようお願いいたします。)
 

※Kraft、Neon、Darkなど、紙に色がついているスタイルは、QRコードの白い部分が紙色になります。また黒以外の色がついている部分については、紙色の影響を受けますのでご了承ください。


作成したQRコードは同じようにwhooの写真入りテンプレートやQRコード専用テンプレートにアップロードすることが可能です。

 

QRコードさえ持っていれば、様々なデザインで名刺やショップカードの作成が可能です。

QRコードは本当に簡単に作成できるので、ぜひお試しください。

 

written by NAO

フランスのポスター作家「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展に行ってみた!

練馬区立美術館_サヴィニャっく看板サムネイル

「レイモン・サヴィニャック」をご存知でしょうか?

フランスを代表するポスター作家であり、インパクトの強いビジュアルは一度目にしたら忘れられません。

2/22〜4/15まで練馬区立美術館で「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展が開催されており、先日やっと観に行くことができました!

とてもオシャレでカッコイイポスターばかりだったので、本日はそんな展覧会の様子をお届けします。

 

練馬区立美術館へのアクセス

練馬区立美術館_入口

練馬区立美術館は西武池袋線「中村橋駅」(池袋駅より6駅目約16分)下車徒歩3分の場所にあります。

都心からアクセスもよく便利です。

私は今回初めて行ったのですが、まず美術館手前の広場の数々のオブジェに目が奪われました。

練馬区立美術館_オブジェ

美術館のキャラクターのようです。

 

練馬区立美術館_ペンギン

動物のオブジェがたくさん。3体並んでいたのがかわいかったので。

 

練馬区立美術館_外観

建物は図書館のような区役所のような、やや地味目の外観。

 

練馬区立美術館_サヴィニャック入口

観覧料は一般800円。展示スペースは撮影禁止でした。

 

レイモン・サヴィニャックとは?

練馬区立美術館_サヴィニャック看板

サヴィニャック(1907-2002)は、フランスを代表するポスター作家です。

===

サーカスや見世物のアートに魅せられ確立したサヴィニャックのスタイルは、第二次世界大戦後、それまでのフランスにおけるポスターの伝統であった装飾的な様式を一新した。

練馬区立美術館サイトより

===

フランスの名だたる有名企業のビジュアル広告は、レイモン・サヴィニャックのポスターなしに語ることができない、というほどの活躍ぶりだったようです。パリ市のポスターも手がけていました。

 

ミッフィーの作者、ディック・ブルーナも、かつてフランスでサヴィニャックのポスターを見て大変衝撃を受けた、と語っていました。私はディック・ブルーナのインタビューを読み、サヴィニャックに興味を持ちました。

 

アートのようなポスターを制作

練馬区立美術館_サヴィニャックチケット

展示では、作品への理解をより深められるよう「動物」「子ども」などのカテゴリー別に紹介されていました。

 

「アート感強い・・・!」

というのが私の第一印象でした。

広告ポスターである以上、商品写真や説明文が必要になり、どうしても「広告」感が出てしまうと思うのですが、サヴィニャックのポスターはアート作品のような洗練されたビジュアルでした。

 

ただオシャレというだけではなく、しっかり商品の特性も反映させ、「伝えたいメッセージを的確に表現する」表現力にも驚かされます。

エールフランス、ルノー、エルメス、ペリエ、ティファール、ダノン、オランジーナ、プチバトー、パリ市などフランスを始め世界中の有名企業のポスターやグラフィックデザインが集められていて、扱う商品も様々。

どの作品も「サヴィニャックらしさ」がしっかりと反映されていて、統一感がありながらもデザインの幅の広さを感じました。

日本でも、としまえん、サントリービール、森永チョコレートなど、有名企業のビジュアルを制作していたようです。

 

フランスの街並みとポスター

パリ_街並み

作品の展示だけでなく、フランスの景観の中にポスターが収まっている写真も数多くありました。

歴史ある街並みに近代的なビジュアルのポスターが見事に調和していました。

日本の大都市では屋外広告が多すぎて、広告の中に建物が埋もれているような錯覚をしてしまいますが、フランスのように景観を大事にしている都市では広告スペースが限られている分、ビジュアルが映えるように思います。

良いクリエイティブであれば、人々へ与える影響も強そうです。

 

よいビジュアルは永遠に残るという法則

練馬区立美術館_階段

今の時代、ポスターやグラフィックといった広告だけでなく、Webや動画といった様々な広告表現が可能です。

その分、人々を惹きつけるクリエイティブを作るのはとても難しく、ましてずっと作品として残るものなんて本当に一握りのアイデアではないでしょうか。

サヴィニャックの広告は、時代を感じさせない斬新さがあり、今見てもおそらくこの先も色褪せることはないと思います。

まるでアートのような数々の作品は、デザインや広告などのインスピレーションを与えてくれるかもしれません。

 

会期終了まで残りわずかですが、お時間のある方は観に行ってはいかがでしょうか?

 

練馬区立美術館_キリン

練馬区立美術館は、上野や六本木など都心の美術館よりは遥かに空いていて快適でした。また行こう。


written by NAO

サンフランシスコのコワーキングスペース「COVO」に行ってみた!

COVO_サムネイル

出張でサンフランシスコに行く機会がありました。

サンフランシスコにはグーグルやフェイスブックを始め多くのIT企業やスタートアップが集まっている「シリコンバレー」があり、この街ではIT系を始めとしたフリーランスで働く人々が数多くいます。

そんな人々はどんな環境で働いているのでしょうか?

仕事ついでに現地のコワーキングスペースに行ってみたので、今回はその様子をレポートします!

 

アメリカのフリーランス人口

サンフランシスコ_街並

アメリカでは、現在5500万人もの人々がフリーランスとして働いているという記事を目にしました。

市場規模は1兆円にのぼるそうです。

日本でもフリーランス人口が1100万人規模になり、今後ますます増えていくと言われています。

サンフランシスコ市内でもたくさんのコワーキングスペースがあり、多くの人々が利用していることか伺えます。

これらのコワーキングスペースでは、作業スペースだけでなくイベントスペースとして貸し出しを行っており、コミュニティづくりにも役立っているようです。

 

コワーキングスペース「COVO」

COVO_看板

今回実際に行ってみたコワーキングスペースはサンフランシスコのダウンタウンにある「COVO」。

事前にいくつか調ベていたのですが、会員費用がかからずに誰でもすぐに利用ができるようだったのでこちらを選びました。

 

COVO_正面

外観はカフェのようです。

 

COVO_フロア01

中に入ると・・・

 

COCO_cafe

手前にはエスプレッソマシンを備えた本格カフェ、奥には天窓から自然光が良い感じに入るおしゃれな空間なが広がっていました。

 

COVO_フロア02

COVO_フロア03

壁には絵画や写真など多くのアート作品が飾られていました。販売もしているようです。

 

COVO_フロア04

私が訪れたのは平日の午前中でしたが、20人くらいの人たちが各々ラップトップに向かい仕事をしていました。

年齢層も幅広く若い人からもっと上の人まで、男女の比率も同じくらいでした。

手前のスペースでは打ち合わせをしている人たちもいたり、仲間と一緒に来ていると思われる人がいたりと様々でした。

 

COVO_ソファ席

テーブルは通常の高さのものやハイカウンターテーブルがあったり、またソファー席も用意されていたのでその時の気分に合わせて選べるところが良いですね。

スタンディングで作業する人や、高さのある台にラップトップを乗せていたり、それぞれが働きやすいスタイルで仕事をしていました。

 

COVOの料金体系と利用の仕方

COCO_web

COVOは1時間単位で利用が出来きます。

1時間4ドル~、一日利用で32ドル。東京と比べてもそこまで高くはない印象でした。

ちなみにサンフランシスコではシリコンバレーの発展により多くの人々が集まってきていることで物価がぐんぐんとあがっているそうです。

今回サンフランシスコで出会った仲間たちは誰もが家賃が高いと話をしていました。

その分最低賃金も上がり14ドルになったそうです。日本と比べるとかなり高いですね。

 

COVO_清算

COVOの利用は簡単でした。

登録などはなく、クレジットカードさえ持っていればすぐに利用ができます。

入り口にある機械にクレジットカードをスワイプさせてjoinボタンを押すと利用がスタートされ中に入ることが出来ます。

帰る時は、もう一度同じカードを機械にスワイプすることで時間が切られ、料金が発生する仕組みでした。

 

サンフランシスコでの働き方

サンフランシスコ_イメージ

フリーランスで働く人や、会社でも色々な働き方が認められているサンフランシスコでは、パフォーマンスを最大に引き出すことができるのであればどこで働いていても良いのかなというイメージでした。

またサンフランシスコにはそこら中にスターバックスがあり、そこでも多くの人々がラップトップを広げて作業をしていました。

日本よりもカフェでの仕事をすることが当たり前のように感じました。

日本もこんな風に変わっていくのでしょうか。

 

今回は海外のコワーキングスペースを体験したり自由に働く人を見たりしながら、あれやこれや考える時間を楽しむことができました。

サンフランシスコに行った際はこのようにシリコンバレーを感じながら仕事をしてみるのも良いのではないでしょうか。

多くのtechieに出会えることでしょう。

 

COVO_whoo

whooはフリーランスを始め、個人で活躍している方々を応援していきます!

 

 

written by Manami C

【イベントレポート】なるほど紙デザイン講座@デジタルハリウッドSTUDIO渋谷

DTPとイメージの違い

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3月18日(日)、デジタルハリウッドSTUDIO渋谷で「なるほど紙デザイン講座」と題した授業をさせていただきました。

STUDIO渋谷での講義は1月のワークショップに続いて2回目となります。

この度デジタルハリウッド様の授業の一コマをwhooで担当させていただけることとなり、2時間たっぷり使って盛りだくさんの内容となりました。

そんな講座の内容も交えつつ、当日の様子をお届けします!

 

WebデザインとDTPデザイン

 

DTPとWEBデザインの違い

今回の講座の対象者は、Webデザインを勉強している人。

普段Illustratorやphotoshopを使ってはいるけれど、DTPの知識はそれほど多くない方です。

これからWebデザイナーとして仕事をしていく中でも、名刺やチラシといった身近にある印刷物のデザイン知識はきっと必要になってきます。

そのため、DTPデザイン周りの基礎知識を教えることが今回の講座の目的です。

そんな方々に実践的な内容としてどんなことを伝えたらいいだろう?と考えた結果、

1.印刷物を知る

2.印刷の工程を知る

3.色々な印刷方法と特殊加工について学ぶ

という3本柱でお話しさせていただくことに決めました。

 

印刷物をみてみよう

 

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DTPの基礎を教える際に、毎回参加者の方のリアクションが良いのが、この「ルーペで印刷物をみる」というワークです。

カラーの印刷物は「C」「M」「Y」「K」の4色から成っているので、どの印刷物でもルーペを覗くとこの4色の点々がはっきりと見えるのです。

 

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印刷工程を知る

 

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続いて、印刷工程について学びます。

印刷物が仕上がるまでには、「データ」「用紙」「インキ」「版」「印刷機」の5つの要素が必要です。

様々な印刷サンプルを見ながら、紙質の違いや印刷の仕上がりなどを比べてみました。

 

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またちょっとマニアックの話ですが、「紙の目」についてもティッシュペーパーをちぎる、というワークを通してお伝えしました。

ティッシュペーパーの向きによってキレイにちぎれる場合と、全くちぎれない場合があります。

これは「紙の目」に対して平行にちぎっているのか逆らっているのかの違いで、紙を折ったり製本したりするときには重要になってくる性質なのです。

 

PCモニタと印刷物の違い

その他、印刷工程に欠かせない「データチェック」もデザイナーとして非常に重要なパートになるので、IllustratorやPhotoshopをみながら解説していきました。

 

色々な印刷方法と特殊な加工

 

オフセット以外の印刷物として、オンデマンド印刷や活版印刷、whooの名刺で使っているようなデジタルオフセットの品質の違いなども実際に印刷物を手にとって比較しました。

 

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その他、蛍光や白インキといった特殊なインキや、3Dの箔やクリアニスといった立体的な加工になど表現の幅が広がる印刷方法や加工についても学びました。

 

印刷は奥が深い

 

印刷ってとても奥が深く、作りたいものやデザイン、紙や印刷方式によって全然違う知識やスキルが必要です。

今回の講座の内容も、実際に自分でデータを作って印刷会社へ入稿してみて初めて気づく部分がたくさんあるはずです。

なので、ぜひ実践でも学んでいっていただきたいと思いますし、今回の授業の内容がいつか少しでも役に立てばうれしいなと思います。

デジタルハリウッド様、参加者のみなさま、ありがとうございました!

 

written by NAO

 

世界に一つだけ!HININE NOTEでオリジナルノートを作ってみた

HININEサムネイル

「カスタマイズ」してオリジナルアイテムが作れるのって楽しいですよね。

近所に自分だけのオリジナルノートが作れるお店があると聞いて早速行ってきました。

今回はとってもかわいいオリジナルノートが作れるショップをご紹介します!

 

オリジナルノートが作れるHININE NOTE

 

訪れたのはHININE NOTE

渋谷区の代々木八幡駅から少し歩いた静かな場所にありました。

HININE入口

入口にはオシャレな看板。

ワクワクしながら店内へ。

 

ノートはカスタマイズしたい放題

 

ノートのカバーや製本用のリングのカラー、製本テープの色、ノートの紙の種類などなど組み合わせは自由自在で数万通りになるそうです。

選べるカバーは数十種。

ファーストビンテージやチップボールなどの厚紙からレザーやベロア風の高級感ある素材までイメージに合わせて選ぶことができます。

HININEカタログ

オーダーのステップはとても簡単。

 

ステップごとにサンプルがまとめられていて、とても選びやすかったです。

HININEサンプル

 

サンプルを手に取りながらあーでもない、こーでもないと約20分。

HININE店内_02

今回は、whooのロゴカラーを意識したノートを作ろうと組み合わせを決めました。

白い表紙にwhooのカラーである水色のリングに水色のゴムバンドを合わせてみました。

500円で好きな文字を箔押しできるということだったのWHOOを銀箔で押してもらうことに。

箔押しはハイナインノートのオリジナルフォントだそうです。

自分で注文書に記入していく方式で、全部決めたところでオーダーします。

 

その場で制作工程が見学できる

 

HININE NOTEはスタッフの方がその場で作成してくれるところを真近で見ることができ、それもまた楽しいのです。

リング製本用の穴をあける機械やハトメを止める器具。

出来上がっていく工程がワクワク感をさらに強くします。

HININE店内_01

 

完成したノートはこちら!

 

HININE表面

ついに完成!所要時間は15分ほどであっという間でした。

実際に手渡され確認をするのですが、手が震える。笑

感激してしまいました。

なんか嬉しい。このなんかって何でしょうか。

特別感をすごく感じたのだと思います。

選ぶ楽しみ、特別なものを作っている感覚を味わいました。

注文書を書き込むことでさらに特別感を演出するのかなとも感じました。

HININE裏面

裏表紙はエースボールかわいい感じに。

 

HININE白紙

開いたイメージ 無地のクリーム色の紙を選びました。

 

HININE方眼紙

最後の20ページは方眼紙を。

 

HININE箔

箔押しもいい感じ!

 

HININE紙袋

OPP袋に入れてくれるので商品感がアップ。ロゴ入り紙袋に入れて持ち帰ります。

 

想像以上に素敵なノートができました^^

今日からアイディアノートとして活躍してくれることでしょう!

 

オリジナルって楽しい

 

自分だけのオリジナル、世界に一つだけといった特別なノートが作れるのはとても楽しいですね。

自分の好きなカバーや色、紙で自由にノートが作れることでお気に入りのアイテムが増えていくことは、毎日をほんの少し豊かにしてくれるんだなと感じました。

 

オリジナルノートは誕生日やギフトのプレゼントにとても良いなと思いました。

ギフト仕様のパッケージも用意されているので相手を想った素敵なプレゼントが作れそうです。

また近々訪れたいと思います。

 

written by Manami C

この時期に知っておきたい「東北コットン」とは?

東方コットン_サムネイル

3月は、東北について思いを馳せる方が多いのではないでしょうか。

私は先日、名刺にも使える東北産の紙があるということを知り、この時期にぜひたくさんの方に知っていただきたいと思いました。

今回は東北を支援する「東北コットン」について、込められた想いや作られたストーリーをご紹介いたします。

 

東北コットンとは

 

東北コットン_webサイト

 

東北コットンとは、「東北コットンプロジェクト」で栽培された綿(コットン)の茎から採った繊維と森林認証パルプを原料にしています。

「東北コットンプロジェクト」とは、

“東日本大震災の津波被害により塩害が発生し、稲作等が困難になった農地で塩に強いとされる綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売までを一貫して行うことで東北での新規農業形態を支援する共同プロジェクト”

です。

長期視点で被災地の復興を考える農家と企業が集まり、農業を基盤とした東北の新たな農産業の確立を目指しています。

 

豪華なプロジェクトチーム

 

ファッション_イメージ

 

綿生産、紡績、商品企画・製造・販売まで幅広い企業が参加しており、LeeURBAN RESEARCH などのアパレル関連企業の参加が多いです。

各社Tシャツやジーンズ、スカーフやてぬぐいなど様々な商品を企画しています。

見ていただくとわかるように、デザイン性も高く、オシャレでカッコイイ商品が多いです。

 

その中の1つに「東北コットン紙」があります。

 

東北コットン紙とは

 

東北コットン紙

 

これは、綿花を収穫した後に残る、廃棄されるはずの「茎」を使用した紙です。

 

いま、世界で消費されている繊維の30%がコットン、50%が化学繊維と言われています。

そのうち、化学繊維は約50年ほどで枯渇する予想されているようで、国連環境計画でも天然繊維に戻そうという動きが出てきています。

 

このような世界の動きの中で、東北コットンは天然素材且つ通常廃棄していたものを価値あるものにするアップサイクル製品であり、また人や社会、環境や地球に優しく配慮した考え方や行動を反映したエシカル製品でもあります。

 

収穫量はまだ多くはないようですが、徐々に拡大を続けており、名刺や封筒などに利用されているようです。

 

こんな形で、長期的な視野で地域を支援できる取り組みがあるということを初めて知りました。

これをきっかけに東北コットンやエシカル製品に興味を持っていただけたら嬉しく思います。


 

written by  yubo

個性が光る! デザインが面白いショップカード5選+おまけ

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個性豊かなお店を見つけたとき、気が付くと足が止まってしまうことはないでしょうか?

そんなお店の顔となるのが、ショップカード。

ショップカードもまた個性豊か、そしてオシャレなものが世の中には数多く存在するわけですね。店の数だけショップカードがある、と。

whooのスタッフはあらゆる地域のあらゆるジャンルのショップカードを集め続けています。今回はその中からデザインが面白いと思ったカードをご紹介します!

 

デザインが面白いショップカード5選

 

1. 「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」はみ出るダイナミックさ

 

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人気ブランドTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)。

大胆なロゴの配置、そしてテキストも面積を最大限使い、迫力があります。

最大限と言うか、「THE NORTH FACEはこんな面積では収まらないぜ」というメッセージを勝手に感じるほどのダイナミックさがあります。

写真だと伝わりにくいですが、印刷的にも黒部分は艶があったりと面白い加工がなされています。

 

2.「イデー(IDÉE)」意味深な空白

 

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イデー(IDÉE)は、オリジナルデザインの家具やインテリア雑貨を取り扱うインテリアショップ。

THE NORTH FACEの溢れるエネルギッシュさに対して、ほとんどが余白という謙虚さ。

語らずして語るようなこのデザインを、私の脳は面白いと言っています。

 

3.「居酒屋 おふろ」 文字とバックが一体化

 

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次はちょっと雰囲気が変わってこちらのショップカード。

ゆらゆらとたゆたうようなテクスチャーと「居酒屋 おふろ」という文字がマッチしたデザイン。

「おふろ」という店名自体も面白いですね。

 

4.「キガルニワショク・オトナノイザカヤ」 和モダンなデザイン

 

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お次は系列店と思われる2店舗のショップカードをまとめて紹介。

どちらも共通する雰囲気がありますね。

図形的なデザインでどこか”和”を感じさせる大胆なデザインです。

右のショップカードはなんて書いてあるのか正直読めませんが、それも含めたとっつきどころのなさがデザイン性に繋がっているように思います。

 

5.「グータン gout-temps」 ウェブデザインorゲーム風?

 

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最後はシンプルなショップカード。

私はどことなくウェブデザインのようで面白いなと感じました。

ゲームのスタートが面風でもあります。ファミコンやスーファミで「PRESS START」とオープニング画面に表示される様子も頭に浮かびます。

紙のデザインを紙以外のデザイン風にするというのも面白いのかも知れませんね。

 

おまけ

 

最後に形が面白いショップカードを紹介して終わります。

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中をくりぬいたり、一箇所だけ角を丸くしたり(角丸)、虫食いのように不思議な形にしたり…。

デザインだけではなく、形が面白いショップカードもたくさんあるわけですね。

というよりは、形もデザインの一部ですね。

こういったものもすべて印刷の技術でできるのだから面白いものです。

 

written by hidema

 

 

 

 

page2018で印刷業界のトレンドをウォッチしてきた

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印刷メディアビジネスの総合イベント「page2018」が、2月7日〜9日まで、池袋のサンシャインコンベンションセンターで開催されています。

印刷業界に特化したイベントのため、一般の方にはほとんどなじみがないかもしれません。

今回whooがお世話になっている企業様が出展されていたり、ほんの少しだけwhooの名刺を展示していただいていることもあ、せっかくなのでイベントをのぞいてきました。そんなpage2018の様子をお届けします!

 

page2018とは?

 

今回で31回目となる印刷業界向けの展示会です。

印刷会社、加工会社、印刷機器メーカー、システム会社、パッケージ会社、フォント会社etc・・・印刷に関わる様々なジャンルの企業がブースを出展しており、専門のセミナーやカンファレンスも多数行われています。

ブースには大小様々な印刷機械が持ち込まれていて、その場で最新の機械のサービスをみることもできるのです。

 

フォントのモリサワさんのブースにいってみた

 

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日本のフォント界の大物、モリサワさんのブースです。

whooでもモリサワさんの日本語フォントを使用しています。

モリサワさんはフォントを作るだけではなく多角的に事業を展開されています。

広ーい展示スペースにたくさんのサービスが展示されていました。

 

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印刷物をWeb上で作成するときに必要になるレイアウトエンジンのデモ版がありました。

ここではパソコン上でテキストを入力するとオリジナルのシールが作れるということで、whooのシールを作ってみました。

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プリンターからシールが出力されます。

 

その場ですぐに、whooシールができました!

実は難しい縦組みのレイアウトというのがポイントで、異なるデザイン&異なるフォントのシールが完成しました。

 

こちらのディスプレイでは好きなサイト上で自由にWebフォントを変更できるということで、whooのサイト上のフォントを変更してみました。

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「はるひ学園」というかわいいフォントを選択。

 

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見た目が変わったのがお分りいただけますでしょうか?!

 

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↑こちらが通常のwhooのページ。「ヒラギノ」フォントを使用しています。

 

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フォント次第でサイトの雰囲気がガラっと変わることを体験できる内容でした。

 

さらに、素敵なおみやげも。

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日本の活版印刷の先駆者、本木昌造さんの活版印刷一筆箋。日本の文字を活字化することに成功した偉大な方なのです。

 

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フォントのモリサワさんならではのアイテムですね。

 

コニカミノルタさんのブースでwhooの名刺を展示

 

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コニカミノルタさんのブースでは、whooの専用工場で利用している「JETvarnish 3D」シリーズの展示がありました。

 

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日本国内ではまだ導入している工場が数えるほどしかない、貴重な機械です。

箔やツヤといった輝きが立体的にのせられる加工機械で、印刷物にプレミアム感を加えることができるのです。

 

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ココにwhooの「Haku(箔)」「Clear(クリア)」の名刺がサンプルとして展示されています。

実際に手にとることで輝きや立体感を体感していただけたらいいなと思います。

 

印刷もデジタルの時代

私はpage自体初めての参加でした。

一番びっくりしたのは本当に様々な機械が動いていたこと。印刷機といっても紙の印刷からモノの印刷まで、大小たくさんの種類があります。

展示会全体が工場のようでした。

機械の他には「デジタル」「クラウド」「自動化」「VR」「アプリ」といったIT系のワードが多く目につき、印刷業界でもデジタル化が大きなトピックなのだなと感じました。

 

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クリエイティブゾーンではデザインソフトの使い方やデザイン制作についてのお役立ち系セミナーが行われていました。

 

page2018_スタンプ

気になったブース。モバイルスタンプラリーが簡単につくれるそうですが、印刷との関連がハテナ??でした。

 

whooでもこれから少しずつ新しいサービスを行っていく予定なので、業界のトレンドをウォッチしつつ、視野を広げて良いサービスづくりをがんばっていきます!

 

written by NAO

これもプリント?!FESPA 2017で発見した「テキスタイル印刷」レポート

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FESPA2017_SM

昨年、ドイツのハンブルグで開催されたFESPA 2017に行ってきました。

FESPA 2017は、世界最大規模のスクリーン印刷、デジタル印刷、テキスタイル印刷の国際展示会です。

 

印刷はプリントする媒体に対して「情報をのせて伝達する側面」もあれば、「好みのデザインをのせて暮らしに彩りを加える側面」もあると思っています。

この展示会では、とくにテキスタイル印刷の広がりを実感しました。

今回は紙の「印刷」という枠を超えて、家具やファッションといった分野にも使われている「テキスタイル印刷」について気になった展示をご紹介します!

 

1点から作れるオリジナルデザインの椅子

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インクジェットプリンターなどのメーカーであるMimakiさんのブースに展示されていた椅子です。

一見、おしゃれな椅子だな~と思って終わってしまいそうですが、こちらの椅子は、1点からオリジナルのデザインで作れちゃうんです。

1点から作るというのは、通常の製造フローでは非常に難しいことなのですが、縫製「前」の布にプリントを施し、後から加工をすることで実現しているとのことでした。

 

インクジェットプリンターを用いて大きいロール状の布にプリントをしており、同じ方法で他にも素敵なテキスタイル印刷アイテムがありました。

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まるでアパレル!素敵なプリントドレス

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こちらは、EPSONさんのブース。

このドレスも1着からオリジナルで作れちゃうんです。

他にも、テキスタイル印刷された洋服がたくさん展示されていましたが、、、いわゆる印刷業の展示会という雰囲気ではなく、まるでアパレルショップかと思うほど素敵でした。

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ちなみに、EPSONのスタッフさんはお揃いのユニフォームを着ていました。

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右肩にプリントされた花柄が素敵ですよね。

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印刷という分野の広がりを実感する展示会でした。

 

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企業のブランディングやデザイナー・アーティストの表現…。

技術の進歩であらゆる表現が豊かになっています。

家具やファッションなど、印刷とは縁がなさそうな業界でもたくさんの印刷技術が使われており、これからますます広がりそうな予感です!

 

written by  yubo

【1/20イベントレポート】世界にたった一つ!MYオシャレ名刺作成ワークショップ

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2018年1月20日(土)デジタルハリウッド様主催の「世界にたった一つ!MYオシャレ名刺作成ワークショップ」に参加いたしました。

イラストレーター利光春華さんと共に、whooチームは印刷の講師として、カワイイ名刺を作るお手伝いをさせていただきました。本日はそんなイベント当日の様子をレポートします!

 

会場の様子

 

会場は、デジタルハリウッドSTUDIO渋谷。昨年オープンしたばかりの渋谷キャスト内にあります。

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明治通り沿いの駅近の建物

 

180120_渋谷キャスト正面全体

キレイでオシャレなエントランス

 

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デジタルハリウッドSTUDIO渋谷は2Fにあります(写真提供:デジタルハリウッド様)

 

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木目と緑の雰囲気があたたかみを感じさせるオシャレな空間(写真提供:デジタルハリウッド様)

 

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷はスクールというよりもカフェのようでした。

土曜日の午後だったので、たくさんの生徒さんが集まっており、それぞれのパソコンの前で作業に打ち込んでいました。

私もこんなオシャレなスクールで学びたいなと、わりと本気で通いたくなりました。

 

whooチームによる講義から

 

イベントは15時からスタート。

今回whooでは、「わかると楽しい、印刷基礎知識」というテーマで講義形式の授業を担当させていただきました。

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まずはスライドでの講義

 

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実際に紙や印刷のサンプルを見ながら理解を深めたり

 

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印刷業界人のマストアイテム「ルーペ」で印刷物をチェック(これ結構盛り上がるんです!!)

 

今回の参加者の方は全員女性でした

 

印刷物を作るためには覚えておいた方がよいことがたくさんあり、「印刷について」「印刷方式について」「データの作成について」「紙について」などなど・・・短い時間ではありましたが、たくさんの項目を盛り込んだ内容となりました。

参加者の方との距離も近く、アットホームな中講義をさせていただくことができました。

 

利光春華さんによるオリジナル名刺づくりのワーク

 

続いて、イラストレーター利光春華さんによるオリジナル名刺づくりのワークが始まりました。

利光さんは広告・雑誌・Web・書籍など様々な分野で活躍されています。優しくてかわいらしいイラストが多く、女性が大好きなテイストではないかと思います。

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最近出版されたビジュアルストーリーブック「Ribbon(リボン)」をお持ちいただきました。印刷にも特殊な蛍光ピンクを使用しているこだわりよう。素敵な利光ワールドが感じられます。

 

名刺は、手書きの文字を作成したり、利光さんがご用意していただいたかわいいイラストから素材を選んで作成しました。

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今回は、whooの正方形の名刺、CUBE(キューブ)を使った名刺を作成

 

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利光さんのイラストが自分の名刺に・・・!

 

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データの作り方などの注意点も解説

 

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手書きでデザインをしている様子

 

今回は手書きのデザインをスキャンして取り込み→Adobe Illustratorで入稿、というフローで行いました。

しっかり時間をかけて制作しており、参加者それぞれのこだわりが詰まったデザインができたのではないかと思います。

 

実際に名刺を印刷したい方は、その場でパソコンからwhooのサイトで注文いただくこともできたので、後日オリジナルの名刺がお手元に届きます。楽しみですね。

 

まとめ

 

whooでこのようなイベントに参加させていただくことがほぼ初めてだったので、どうなるかな?と少し心配する気持ちもありましたが、デジタルハリウッド様の行き届いたサポートや、利光さんのフレンドリーさ、そして参加者のみなさまの熱意に助けられ、私たち自身がとても楽しむことができました。

これからも、名刺や印刷・デザイン・紙など制作物に関することや、個人で名刺を持つ時代に合わせた働き方やキャリアについての発信の機会をどんどんつくっていきたいと思います。

ありがとうございました!

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みんなでパシャり。左から二番目が利光さん

 

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参加者の方には利光さんのイラストがプリントされたマシュマロをプレゼント(whooの親会社バンフーのサービスでつくりました)

このマシュマロめちゃくちゃ可愛くないですか?笑

 

デジタルハリウッド様のイベントレポートはこちら

 

written by NAO

自分で作ろう!結婚式のペーパーアイテムの作り方

結婚式_メニュー表

明けましておめでとうございます。

 

私ごとですが、昨年末に結婚式を挙げました。

結婚式準備って華やかな反面、やらないといけないことがたくさんあるんですね。

準備の中で一番時間がかかったものがペーパーアイテムでした。

結婚式_イメージ

ワガママな私は「どうせやるならオシャレでかつなるべく価格を抑えたい!」と真っ先に思いました。

もちろん結婚式場でもお願い出来ますが、やはりネックなのは価格・・・正直すごく高い・・・。

なので、自分で作ることにしました!

本日は私が結婚式のペーパーアイテムを作った方法をご紹介します。

 

ペーパーアイテムの種類

 

結婚式には様々なペーパーアイテムが必要です。

招待状・席次表・席札・プロフィールブック・ウェルカムボードなどなど。

あまり考えたことなかったですが、これらも印刷物であり、当たり前のようにもらい、座席に置いてありますが、誰かが作らないといけません。

 

自分で制作するにあたり、自分で出来るオシャレなサイトをいろいろ調べましたが、デザインやフォントがちょっと惜しい・・・と思いました。

 

というわけで、Wordを使い、一から自分で作ってみました。

結婚式_座席プレート

 

実際の制作物の種類

 

私はデザイナーではないので、イラストレーターもフォトショップも使えません。

ソフトもないし、今から習う時間ない。

なので、少し恥ずかしいですが、Wordを駆使しました。

実際に制作したものはこちらです。

・プロフィールブック

・席次表

・メニュー

・席札

・座席プレート

・受付用パネル

・受付用プレート

結構ありますね。。

 

制作手順

 

制作するにあたり以下のような手順で進めました。

仕上がりのイメージ(どんな質感の用紙で、どんな雰囲気にしたいか、どんなサイズ)を出来るだけ細かく考える

手書きでラフを書いてみる

実際に作ってやってみる

 

Wordでは、テキストのレイアウト部分を作成しました(テキストの周りの装飾はデザインがわかる人にIllustratorで作成してもらいました)

思いのほか苦戦し、縦列を揃えるのも一苦労でした…。

Wordで制作する際は、ガイドラインを表示して作ることで揃えがキレイに決まります。

 

また席次表であれば、この時一緒に席順も確定させなければなりません。

デザインだけでなくアイテムごとの内容についてもしっかり考えながら作っていきました。

結婚式_席次表

 

印刷はプロにお願い

 

印刷はやはり専門の会社に頼むのがベストなので、whooの親会社Vanfuの店舗に依頼をしました。

価格が安いオンデマンド印刷という方式で行い、白と黒の2色だけでもカラーで印刷することにしました。

オンデマンド印刷は画像などが多いとテカテカしてしまうイメージがありましたが、このくらいの文字情報だと違和感もありません。

結婚式_プロフィールブック

 

プロフィールブック、席次表、メニューは「上質紙」という一般的な紙を使用しました。

仕上がりのサイズはハンドバッグに入るくらいのコンパクトなサイズにしてみました。

結婚式_メニュー

本当は箔押しなどもしたかったのですが、価格的に諦め、その代り文字を少しオシャレに見えそうな色に変更しました。

私たちの結婚式が【オシャレでシンプルで上質】だったので、このくらいがちょうどよかったのかもしれませんね。

 

席札、座席プレート、受付用パネル、受付用プレートは「アヴィオンハイホワイト」という用紙を選びました。

結婚式_受付パネル

結婚式_受付プレート

 

ちなみに、こんな感じで自分たちのイニシャルを刺繍したリングピローも作りました。

(刺繍をした布に綿を入れて縫い、リボンとパールを付けたら完成です。)

結婚式_ピロー

 

まとめ

 

こうしてみると、結婚式という身近なイベントにもたくさんの印刷物が関わっているのがわかりますね。

こだわりの強い方、自分の理想を形にしたい方、結婚式の費用を抑えたい方などは

自分だけのオリジナルアイテムと共に最高な瞬間を送ってみたらいかがでしょうか。

 

written by MARI

クリスマスや年賀状にぴったり!「キラキラ」するカードの作り方

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街がきらびやかになって浮足立つクリスマスシーズン。

クリスマスが過ぎればあっという間にお正月。

イベントやお祝いなどで華やかなこの季節、素敵な装いのクリスマスカードや年賀状をつくって楽しむのもよいですよね。

よいです。

 

というわけで、今回はこの時期にぴったりの「キラキラ」輝くカードをつくれる加工をご紹介します!

 

輝く印刷物「MoriPica」

 

whooのグループ会社バンフーでは「MoriPica(モリピカ)」という名前でサービスを展開しています。

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【カ】が【ca】なのがみそです。

【カキクケコ】が【kakikukeko】な時代はもう終焉したのです。

これからの時代、【カキクケコ】は【cacicuceko】。

 

…では、ふんだんに脱線したところで、そんな最先端の流行をふんだんに取り入れた「MoriPica」の話へ戻ります。

 

簡単に言うと、モリっとしてピカッとした加工ができる、訴求力バツグンの加工です。

「エンボス加工」効果のある3Dクリアニス、立体的な箔加工で印象的なデザインが可能となるのです。

通常のクリアニス・箔と比較して大きく違う点は、「ピカッ」よりも「モリ」の部分。

立体的にぷっくり盛り上がっているので、触りたくなります。

触覚に訴えかけるわけですね。

 

つまり、MoriPicaではモリッとしてピカッとしたクリスマスカードや年賀状がつくれる…というわけです。

 

早速MoriPicaクリスマスカード&年賀状についてご紹介していきます。

 

MoriPicaクリスマスカード&年賀状はどれだけモリピカ・キラキラなのか

 

実際に作ってみると、このうような仕上がりになります。

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赤い箔の部分がピカッ&キラキラッとしますよね!

 

年賀状もおめでたいのでキラキラしてもよいでしょう。

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華やかなオーラが伝わってくると思います。

見ているだけで幸せになれます。

MoriPicaクリスマスカードやMoriPica年賀状があればウキウキする(させる)こと間違いなしです。

 

立体感がポイント

 

さて。

 

ここまでの写真で「ピカッ」は伝わったのではないかと思います。

しかし、「ピカッ」と共に特徴的なのは「モリッ」の部分です。

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こちらの写真で伝わるでしょうか。

「モリピカ」っています。

 

このようにMoriPica加工を施せば、きらびやかなことこの上ないカードがつくれてしまうのですね。

 

MoriPicaが目を引く理由

 

このMoriPica加工ができる機械は日本ではまだ数台しか導入されていません。

非常にレアな加工ということになります。

 

つまりMoriPicaカードはただでさえモリッとしてピカッとしているので目を引くのに、そもそもそういった加工が世の中にあまり出回っていないことになるので、更に目を引く存在となるわけです。

 

そんな稀有な存在であるカードを生み出せるMoriPicaはwhooのHaku(箔)名刺にも応用されています。

豪華で美しくエレガントなシリーズです。

かと言って、派手すぎない。

 

MoriPicaの良さを感じるには実物を見て、触れてもらえるのが一番です。

VR技術の発達によりwebサイト上でVR体験ができるようになった暁には、まっさきにMoriPicaを360度見まわせるVRをここに掲載したいものです。

 

大きな印刷物はさらに豪華に

 

最後にMoriPicaは大きな印刷物でももちろん、その威力を発揮します。

開発チームで試行錯誤を重ねてつくりあげた「星座ポスター」をご紹介して終わらせて頂きます。

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クリスマスや年末年始にぴったりのきらびやかさが溢れています。

素敵に仕上がったのでアートポスターとして飾ってみました。(合成です。)

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インテリアとして馴染んでいるのではないでしょうか!

 

アートポスターにもできるような美しい印刷物を可能にするのがMoriPicaなのでした。

来年のこの季節には、シーズンを楽しめるキラッキラモリッモリのカードを作ってみてはいかがでしょうか?

 

written by hidema

帰省のお供に!子供の写真で作る「フォトカード」を作ってみた

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寒さも一段と増し、年末が近付いてきましたね。
年賀状の準備に大掃除、私も頑張ります!

年末は実家に帰省をする方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
そして、手土産にいつも困ります。
銘菓、お惣菜、コーヒー、お酒、、そろそろネタが尽きてきました。

私は5歳と1歳の娘がいる2児のママなので、子どもの写真で何か作れないか?と考えていました。
そこで、今回はwhooのデザインテンプレートを使って、帰省のお土産にぴったりなカード型のアルバムを作ってみました。


2017年の思い出をカードに
 

選んだのは、裏面に最大50種類まで写真を使えるPics(ピクス)
最小注文枚数が50枚なので、すべてのカードの写真を変えることもできてしまいます。
そんな特性を活かして、2017年のカード型アルバムを作ることに♪

実際に自宅のWindowsパソコンから注文してみました!
 

注文方法

 

「名刺をつくる」から「自分の写真を使う」という項目の「デザインを選ぶ」で進みます。

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すると、「Pics(ピクス)」のデザイン一覧が出てきます。

 

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この中から、デザインを選びます。

 

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私はこちらのデザインで、サイズは正方形のCUBE(キューブ)にしました。

普段は名刺として使う様にレイアウトされているデザインですが、入力情報を変えるだけでフォトカードに変身です!

 

文字の入力と写真のアップロードで編集完了

 

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今回は、

二人の名前の頭文字「R」 と「A」

「2017」

「Memories」

「Riisa 5years old」

「Asahi 1years old」

という文字を入れてみました。

 

続いて写真をアップロードしていきます。

 

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ほとんどがスマートフォンで撮った写真で縦長や横長だったので、拡大して白い部分が出ないように調整しました。

今回は25種類の写真をアップロードしたので、写真の調整には少し時間がかかりました。

注文枚数は50枚に。これならお互いの両親に1セットずつプレゼントできますね。

 

完成品はこちら

 

手順通り進み、完成したのがこちら!

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サイズ感もかわいく、素敵なカードに仕上りました。

写真の光沢感を出したかったので、グロス加工も選択しています。

 

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whooは箱にもこだわっているので、しっかりしている分そのままプレゼントの箱として使うことができますね。

 

両家の両親の反応が今から楽しみです♪

帰省土産としてだけでなく、毎月や毎年、成長の記録に作成されるのもおススメです☆

 

written by 13

 

英国のオシャレなブランド「SMYTHON」で名刺をつくってみた

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英国の老舗ブランドSMYTHON(スマイソン)に名刺が作れるサービスがあるのをご存じでしょうか。

シンプルで上品な印象のスマイソンは憧れる人も多いと思います。

少し前にイギリスのロンドンに行った際に、店舗に立ち寄って名刺を作ってみましたので、本日はその様子をレポートします!

 

英国王室御用達のブランド

 

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スマイソンは創業130年の歴史を持つ、英国王室御用達のブランドです。

お財布やバッグなどの革製品が主なアイテムなのですが、素敵な名刺やグリーティングカードなどのペーパーアイテムをカスタマイズオーダーすることもできるのです。

 

訪れたのはロンドンの店舗

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お店のエントランスには、王室のエンブレムが並んでいて格式の高さと歴史が伺えます。

自然と少し背伸びをした心もちで、店内へ。

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一番奥のスペースがペーパーアイテムのオーダーエリアになっていて、落ち着いた空間に素敵なカードが並んでいました。

とってもわくわくする瞬間でした。

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名刺がオーダーできる直営店は日本にはないようなので、記念にオーダーすることに。

たくさんの紙や見本のなかから、自分のイメージにしっくりくるものを探します。whooblog_スマイソン_06

英語でのオーダーは慣れなくてとても緊張しましたが、英国紳士に手伝われて素敵な名刺をつくることができました。

当日の受け取りはできないので、後日日本まで配送してもらいました。

 

完成品はこちら

オーダーから約2週間、できあがったのがこちらです!!

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スマイソンのイメージカラーでもある美しいライトブルー。

とても素敵な名刺ができました。

このような凹凸のある金色の印刷は日本ではあまり見かけない方法ですが、イギリスなどヨーロッパでは格式高い印刷方法として使われているようです。

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手にするたびに、作った時や届いた時の事を思い出します。

 

ちなみに価格は・・・200枚で約6万円(!)というかなりのお値段でした。

一般の方ではちょっと手が出しにくい価格ではありますが、紙や印刷の品質が高いのはもちろん、お店の雰囲気や接客、何よりもスマイソンというブランドに価値を感じる方がオーダーするのかもしれません。

 

whooでつくる名刺もおもむきやテイストは違いますが、こんなワクワクや喜びを届けたいという気持ちで取り組んでいます。

 

written by KAMO

クリスマスにぴったり!フランスのオシャレな印刷物を分析してみた

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時間がたつのは本当に早く、もう12月ですね。whooも初めての師走を迎えます。

気温はグッと低くなり、凍える毎日ですが、街はきらびやかになり、心もキラキラしますね。

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そんな街のきらめきを演出しているのが、そう!印刷物なのです。

 

そんなわけで私オフデマンドペーターが、グローバルに世界の印刷物を分析してみようと思います。

今回は、クリスマスに訪れたい都市、堂々の第一位(自分調べ)、パリを有するフランスの印刷物を分析してみようと思います。

 

多彩なフォントとカラフルなデザイン

whooblog_1211_印刷物横

まずはデザイン。

メルシー!サンクス!オブリガード!

こんなに世界各国からありがとう!を伝えられること滅多にないですね。

【まるで、ありがとうの全部乗せやー】と叫んでしまいそうですが、そこはさすがのフランス。

洗練されたフォントとデザインで、オシャレに見えます。

【まるで、ありがとうのシャンゼリゼ通りやー】と叫んでしまいそうです。

 

風合いのある紙

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次に紙ですが、これもまたフランスを感じさせる風合いのある上品な紙。

日本で入手できる近しい紙は株式会社竹尾さんから販売されているヴァンヌーボ。

このヴァンヌーボ、実は名前の由来はフランス語で「新しい風(VENT NOUVEAU)」を意味するのです。

紙までオシャレ。

 

ヴァンヌーボの詳細はこちら

 

印刷方式

whooblog_1211_ルーペ

そして印刷。

オフセット印刷175線で印刷されています。

印刷マンの7種の神器の一つ、ルーペで覗いてみると寸分の狂いもなく、丁寧に印刷されているのがわかります。

オシャレは細部に宿りますね。

 

印刷物のレベルを上げる特殊加工

 

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次に、印刷物のレベルをぐーんと上げる特殊加工。

綺麗な箔押し加工です。金箔です!

一言で金といっても、実はこの箔押し加工、数種類もの金があるのです。

このカードでは青金を使用しています。

今にもシャルルドゴール空港に行って、シャンパーニュ片手にトランジットしたい気分になりますね。

 

whooblog_1211_エンボス加工

そしてエンボス加工。

写真では伝わりづらいのですが、これ、紙のデザインの一部が盛り上がっています。

このさりげなさオシャレ。

SNSやラインでは伝わらない、手に取った人にしかわからない、あなたのためだけのカード。

印刷物の良さを最大限に生かしたデザイン&加工です。

オモイヲノッケテトドケルヨインサツ。

 

PEFC森林認証プログラムとは

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最後にこのマーク。

PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)認定されている証です。

PEFC森林認証プログラムがどのようなものかといいますと、持続可能な森林管理の促進に寄与するための仕組みです。

詳細はこちらをご参照ください。

地球にも優しい印刷物、生産工程においてもこだわりが感じられます。

 

まとめ

今回、分析したカードは1972年創業、フランスの会社「EDITOR GROUP」のものでした。

ギフトカードや雑貨・紙袋を販売しているようです。

海を越えて、素敵な印刷物に出会えたことに感謝です。

 

12月といえば、忘年会・クリスマスパーティー・お世話になった方々への挨拶周りと人と会う機会が多くなります。

2018年に向けて新たな門出の準備は、12月から!

ステキな印刷物やオシャレな名刺は気分も高まりますね。

 

written by 松房a.k.aオフデマンドペーター

書籍レビュー『【特注】をビジネスにする新戦略 カスタマイズ』

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特注してますか?

 

突然でしたね。

みなさんは普段なにかを買う時、特注で買うことはありますでしょうか?

あまりない、という方も多いかもしれません。

 

では、質問を変えましょう。

みなさんは名刺を注文したことはありますか?

 

ある、という方もたくさんいるでしょう。

その名刺って…「特注」ですよね。あなただけの情報が入った、世界に一つの特注品です。

 

特注=カスタマイズとも言い換えられます。

 

今回は身近にあふれる特注・カスタムに関する書籍のご紹介です。

読み終わる頃にはカスタムしたくなっているかも知れません。

もしくはカスタムビジネスを始めたくなっているかも知れません。

 

カスタマイズ市場に迫る『【特注】をビジネスにする新戦略』

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ご紹介する本は、『【特注】をビジネスにする新戦略』。

2014年に発行されました。

NIKEiDに代表されるように、国内でもカスタマイズブームは起きていますが、先駆けて海外ではもっと盛んにカスタマイズブームが到来していました。(NIKEiDも国内に入ってくるまではタイムラグがありましたね。)

海外でのカスタマイズブームのひとつに、「YouBar」というカスタムシリアルバーのビジネスがあります。

参考:ミレニアルズ世代が熱狂する「カスタマイズ」とは何か

 

本書はその「YouBar」の創業者が書いた本なのです。

カスタマイズビジネスを成功させた人物が書いたカスタマイズビジネスの本なので、読んでいてリアリティ・説得力がビンビン感じられます。

 

「YouBar」の凄さ

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ペイパルの社員はこんなことを言ってきた。

「先週、お客様のアカウントに非常に高額の入金があったので、違法行為に関わっていらっしゃらないか確認させていただく次第です。どういったご商売をされているのでしょうか?」

私は唖然とした。

「シリアルバーの販売です」と答えたが、ペイパルの社員は私の言ったことを信用していない様子だ。

引用:『【特注】をビジネスにする新戦略 カスタマイズ』

=================

 

これは、YouBarを立ち上げた人物…つまり、本書の著者の驚愕エピソードです。

カスタマイズできるシリアルバーのビジネスが成功し、違法行為かと思われるほどの入金(=注文)があったということです。

しかもたったの一週間で。

 

ここまで読んで早速カスタマイズシリアルバーの会社を立ち上げようとしてる人も多数いるかと思いますが、とにかくその後も、カスタマイズビジネスはどんどん広がっていくこととなります。

そして、それは日本にも波及していくのです。

 

国内にもカスタマイズ時代が到来

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なぜ日本にもカスタマイズの波が到来したのでしょうか?

私は二つの理由があると思います。

1.SNSの普及

日本人は比較的、自己主張が控え目であると言われていますが、そんな日本人も最近は自己主張をするようになってきています。

といっても、自己中心的な人が増えてきたとか、そういう話ではありません。

SNSの普及によって、多くの人が気軽に発信することができるようになったのです。

SNSは自己表現ツールでもありますから。

それによって自分自身の発信、自分のオリジナリティの発信が身近になってきているのです。

(インスタ映えというワードは2017年の流行語候補にも選ばれましたね。)

2.技術革新

それに加えて、かつては技術の制約により大量生産しかできなかったものが、技術革新により、様々な分野において低コストでのオーダーメイド製造が可能になってきています。

SNSの普及×製造技術の革新=カスタマイズ時代の到来

 

そんなわけで、日本でもカスタマイズブームがじわじわと到来してきているのではないでしょうか。

オリジナルにカスタマイズされた、自分だけのもの。

それをSNSに発信して、それを見た人がまた欲しくなり、どんどんブームが拡散していくのですね。

 

「カスタマイズは人間本来の欲求である」

本書には、こんなフレーズもありました。

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カスタム商品への欲求は、単に人間本来のものであり、二十世紀には大量生産の便利さに押され、抑えつけられていたまでだ。

引用:『【特注】をビジネスにする新戦略 カスタマイズ』

=================

カスタマイズブームが到来するずっと以前から、富裕層はいつの時代であれオーダーメイドの特注品をつくってきたものです。

それが、低コストになったことで誰でもできるようになっただけに過ぎない。

 

確かに、と思わされてしまいますね。これからはどんどんそれが加速化していくのかも知れません。

コストのかからないカスタマイズは私たちにとってかなり身近なところに転がっています。

 

身近なカスタマイズ

私もトッピングが豊富なラーメン屋に行くと色々入れたくなる時がありますが、あれも立派なカスタマイズです。

ポケモンをやったことがある人ならピカチュウの技の構成に頭を悩ませた事があると思いますが、あれもカスタマイズですね。

トッピングは安く、ゲーム内の技のカスタマイズはいくらやっても現実のお金はかからない。

だからやる。

そう考えるとやっぱりコストの問題が解決すれば、人間は基本的にカスタマイズがしたい。そんなことが言えそうですね。

つくりたいものを低コストでカスタマイズしてつくれるなんて、いい時代になったものです。

 

カスタマイズビジネス

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書籍内では、「カスタマイズビジネスを成功させる7つのステップ」まで紹介されています。

マインド的なことから具体的なことまで段階を追って書かれているので、本気で始めたい人には嬉しい内容になっています。

すべてを詳しく書くことはできませんが、せっかくなので国内で話題になった(もしくは今なっている)カスタマイズビジネスをざっと紹介しようと思います。

・NIKEiD … NIKEのシューズをカスタマイズできるサービス

・UTme! … オリジナルデザインのユニクロTシャツをつくれ、そして販売もできるサービス

・White atelier by CONVERSE … オリジナルのコンバースがつくれるリアル店舗

・フォトビー … オリジナルのサッポロビールラベルがつくれるサービス

・DECO CHOCO … オリジナルチロルチョコがつくれるサービス

 

ざっと羅列しましたが、きっとこれからもどんどん増えていくでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

カスタマイズされた特注品が欲しくなってきたのではないでしょうか。

もし、欲しくならなかった方も、『【特注】をビジネスにする新戦略 カスタマイズ』を読んでみてください。

きっと興味が持てるでしょう!

 

written by hidema

フォントを選ぶとき、思い出してほしいこと

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自分の名刺をデザインする時、皆さんはどこに最もこだわりますか?

名刺で伝えたい最も大切な情報は、名前。それを伝えるのは…そう、「文字」ですよね。

どんな形の文字を選ぶかによって、一つひとつ情報の伝わり方も、デザインの雰囲気も変わってきます。

その文字の形を、「フォント」と呼びます。当たり前に使っている方も多い言葉ですが、なぜそう呼ぶのでしょうか?

そこには意外なロマンがありました。

 

今、活版印刷が注目されるワケ

 

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突然ですが、近年見直されている「活版印刷」という印刷方法はご存知でしょうか。

たとえば人気雑誌『大人の科学マガジン(学研プラス)』の最新号。

付録が小さな活版印刷機ということで、SNSなどで話題にのぼっていました。

この情報にザワつくwhooスタッフ。筆者も、興奮してポチっと予約をしてしまったひとりです(…楽しみ!)

かわいらしいその機械を見てもわかるように、活版印刷は、「活字」という一文字ずつの「版(はん)」を手で組み合わせて、それを紙へギュッとプレスして、印刷しています。

手作業によって生まれる独特の凹みやインクのにじみが味わい深く、物としての存在感を生みます。

そんなこんなで、デジタルと逆行する形で今また良さが見直されており、ステキなクリエイターさんや若者からの脚光を浴びているのですね。

ちなみにwhooの母体である印刷会社(株)帆風でも活版印刷サービスを行なっています。

 

昔は一つひとつ、人の手で

 

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当たり前といえばそうなのですが、その昔はこの印刷方法「しか」なかったのです。

つまり、今手元にある新聞や本も、全て「活字」という一文字ずつの「版」を手で組み合わせて、言葉や文章を印刷していたのです。

実は、(株)帆風も、創業当初は製版会社としてスタートしています(写真や文字などをほぼ手作業で組み合わせて、印刷の版を作る作業です)。

かつての諸先輩方によれば、寝る間を惜しむほどの作業量で、今と比べ物にならないほど、日夜忙しかったと聞きます。

そんな様々な先代の苦労を経て、現在の印刷技術が発展していったのですね。

 

さて「フォント」のルーツとは

 

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そこで本題になりますが、フォントという言葉の語源は旧ラテン語でfunditus(=found)。

つまり、〈金属を〉溶かす、鋳る、または〈金属製品を〉鋳造するという意味だそうです。

写真のように、活字の形状は一文字だけのハンコのような形をしていて、金属を鋳造して作られていました(今ではゴムなど、素材にもバリエーションがあります)。

その工程そのものが、フォントという名前の由来です。

Font=フォントという名前には、およそ1000年にも及ぶ、印刷の歴史が込められているのです。

 

誰でも簡単にフォントが選べる時代へ

 

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かつての印刷方法での、一つひとつ、手間をかけて行っていたフォント選び。

それが今では、PCやスマホからカンタンに選べちゃうなんて。もうこれは、文明に感謝しかありませんね!

whooのサイトに用意している書体は32種。

活字で置き換えると、一体どのくらいの物量になるのでしょうか…(考えると日が暮れそうなのでそれはまた今度として)。

フォントを選ぶ際、1000年前の活字選びに思いをはせてみるのも、また一興かもしれません。

ぜひ詳細は、サイト内のデザインを触りながら、体験してみてください。

 

Written by occo

箱庭編集部に訪問!名刺のトレンドとクリエイティブな使い方とは?

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10月某日、オシャレなライフスタイルメディア「箱庭」さんにお伺いし、whooの取材&名刺作成をしていただきました。

(取材いただいた記事はこちら

取材&名刺作成をしていただいたのは、箱庭編集部の秋山さん。「箱庭」の記事を書いたり編集したり写真を撮ったりと、クリエイティブなお仕事をされています。

新しいサービスにも詳しそう。

秋山さんには、名刺について、whooについて、クリエイティブなお話をたくさん伺うことができました。

今回は、箱庭さんへの訪問レポートをお届けします!

 

木のぬくもりがある素敵なオフィス

木のぬくもりがある素敵なオフィス

 

whooについての印象は?

秋山さん

「テンプレートサイトはデザインで可愛いと思うものが少ないと感じていましたがwhooはいいなと思えるものが多くありました。デザインまでは出来ない方が使いやすいサービスは良いなと思いました。 箱庭の読者内にも、そういった方は多くいます。」

「私の友人には写真好きな方が多いですが、自分の写真作品を使った名刺を作っているのを良く見かけます。でも、デザインは限られていたと思うので、こうして新しいものが増えるのは嬉しいですね。」

 

第一印象で、とてもうれしいお言葉をいただきました…!

また写真入りの名刺を使っている方もいるということで、whooでも写真を最大50枚まで使える「Pics」などで簡単にできることをもっと知ってもらいたいなと思いました。

 

スタイルやサイズによって新しい使い方も

続いてwhooのスタイルをご紹介しました。

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サンプルセットを見ながら各スタイルの使い方の提案も

 

秋山さん

「2枚目名刺など新たな使い方であればこの「Color(カラー)」なんかも良いですね。」

「MINI(ミニ)の名刺はThank youカードとしても使えそう。サイズやデザインによっては名刺ではない使い方もできそうですね。 」

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MINI(ミニ)は個人情報をあえて少なくできるメリットもあるので、気軽に渡せるのが新しい名刺です。

また、例えばイラストレーターや写真家の方々が作品のポートフォリオのように使うと行った名刺以外の使い方もwhooでは提案していきたいと思っています。

そんな話をしながらも、実際に注文をしていただきました。

注文の様子は箱庭さんの記事でも詳しくレポートしていただいています。

 

名刺を注文してみよう

実際にWebサイトから注文していただきました。

まずはスタイルを選びます。今回は側面に色がつく「Color(カラー)」を選択。サイズは正方形のCUBE(キューブ)に決定。

 

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whooで名刺作成スタート

 

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まずはスタイルを選びます

 

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次に、デザインを選んで編集します

 

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オプションで、サイドのカラーを選びます

 

基本的に、編集は、文字を打ち替えることとフォントの種類や色を変えるだけ。Webに慣れている秋山さん、操作は非常にスムーズでした。

注文完了し、商品の到着までお待ちいただきます。

秋山さんはスタイルやデザインを選んでいる時も、編集している時も、素敵なデザインになるようにじっくり考えられていて、クリエイターさんとしてのこだわりを感じました。

 

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オフィスのちょっとした置物も絵になります

 

活躍する個人のための、2枚目の名刺にも

 

箱庭さん自体の名刺もとてもオシャレでした。質の良い紙にご自身の顔写真が入っていたりと特別感を感じました。

whooで作成いただいた名刺はデザインも雰囲気も全く異なるものなので、オフィシャルな名刺とは別に、イベントやプライベートで活躍する2枚目の名刺として使っていただけるのではないかと思います。(ぜひ使っていただきたいです!)

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秋山さん(中央)とwhooメンバー

 

whooでは企業の名前や肩書きではなく個人で活躍する方を応援しています。副業でも趣味でも、whooのデザイン名刺であなたを自由に表現してみてください。

お気に入りの名刺があることで、人と出会う機会がもっと楽しくなりますよ!

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箱庭さんのオフィスの向かいのお店もかわいかったです。人気のサンドイッチ屋さん!

 

written by NAO

紙は、デザインを決める

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「紙」の種類は数千とも数万とも言われています。

名刺に使われている紙だけでも、国や企業、デザインや価格によって様々です。whooの名刺も数ある中から厳選した紙を使っています。今回は名刺で使われている「紙」についてご紹介いたします。

 

紙はデザインの一部である


私たちは印刷会社が母体となっており、長年たくさんのお客様の名刺のご注文を承ってきました。

名刺の紙を選ぶとき、気になることはお客様によって本当にさまざまです。
紙の触り心地を入念に確かめる方
くねくねと曲げてみて紙のコシを確認する方
一番明るくライトが当たるところで紙の色を比べる方
テクスチャの似た真っ白な紙を持って、長い時間じっと考え込む方もいらっしゃいました。

こだわる部分が多い分、名刺にとって紙の厚さや触り心地は、デザインの一部なんだと教えていただいたように感じています。


ビジネス名刺は無難な紙が選ばれる

 

「薄すぎると頼りないし、厚すぎるのも気になるし…」

日本の一般的なビジネス名刺では、薄すぎず、厚すぎず…つまり普通の厚みが人気です。
ビジネスシーンでの売れ筋は、1枚あたり【0.2mm前後】の厚みのもの。
なんとも控え目な日本人の特性が表れていますよね。

ですが、その人の「顔」にもなるのが名刺です。

例えば個性を強調したり信頼感を示したいとき、高級感を出したいとき、デザインと同じくらい重要なのがどんな「紙」を使うかだと思います。存在感のあるしっかりとした厚みの紙があれば、シンプルなデザインでもこれらのイメージを表現することができるでしょう。

whooを必要としてくれるお客様にはどんな紙が求められるだろう、と考えたとき、皆と同じ名刺を選ぶ人ではなく、後者のお客様の顔が心に浮かびました。

 

紙の厚みによる違い

 

whooの名刺で使われている紙は一般的なビジネス名刺の約2倍、1枚あたり【0.4mm】の厚さがあります。

試しに50枚重ねてみると、一般的な名刺用紙とは、はっきりとした厚みの差がわかります。見た目の違いだけでなく、実際に手に取った時の重みやデザインの見え方にも大きな違いが感じられるのではないかと思います。

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※左:一般的なビジネス名刺(50枚) 右:whooの名刺(50枚)

 

自分らしさを表現する名刺の「紙」とは?

 

少しマニアックな話になりますが、紙には厚さ以外にも、触感に訴えるやさしく風合いのある「手触り」、美しい「白さ」も大切になってきます。風合いによってもデザインが引き立つもの、あまり似合わないものがありますし、紙の白さによってもデザインの印象が大きく左右されます。


例えばビジネス名刺の人気用紙とwhooで使用している用紙を比較すると、白さにも大きな違いがあることがわかります。

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※右:一般的なビジネス名刺 左:whooの名刺

 

whooの紙を選ぶにあたり、「厚さ」「風合い」「白さ」など様々な要素を考えました。さらにwhooでは色々なデザインテンプレートが揃っているので、どんなデザインにもマッチすることも条件に、2種類の紙にたどり着きました。

 

紙は触らないとわからない

 

whooのベースとなる用紙はたったの2つです。
基本となるのは【cotton風ペーパー】
表面加工を行う場合は【whiteペーパー】

いろいろ書きましたが、百聞は一見にしかず!
どんな紙を使っているのかが気になる方は、whooのサンプルで、ぜひ手触りを確かめてみてください。

 

written by KAMO